
サーランギと皮革あれこれ
サーランギのサウンドホールに張るのは山羊の生皮で、これはタブラと同様の素材です。
以前インドに行った際にタブラ工房である程度の数を仕入れておきました。
その他にも鞣した革を複数使います。
特に重要なのは山羊の生皮とブリッジの間に噛ませるベルト状の革紐で、主に生皮が弦の張力で破れないように防ぐ役割を持ちます。
あとは弦が本体の木材を傷つけないためのクッションとして革の端切れを使うのが一般的。
こうしてみると、40本近い弦の凄まじい張力を受けとめて楽器を守っているのが皮革であり、サーランギにはなくてはならない素材だなと改めて思うのでした。
(画像はクリックで拡大します)
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